第4話 『銀河列車 アルギュロス』

ー惑星セウム 夜中ー

ルトルス『脱出か...』

ルトルスは試合中にローストから、聞かされた脱出計画について聞くべく話し合いの場に向かっていた

ルトルス『理想は私だけの脱出だが...今は仕方ない』

ルトルスの脳裏には、自分の上司ボースハフトの言葉がよぎっていた

ールトルスの脳内ー
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225012p:plain
ボースハフト『守護隊員の息子、いいことを教えやろう人間や怪獣などといった下等種族の話をな』

ー惑星セウム 夜中ー

ルトルス『ちっ...分かってる...!私は...俺は!』

ルトルス『なにもかも利用してゾフィー隊長に再開してやる!』

そしてルトルスは話し合いの場にたどり着いた
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225031j:plain
ロースト『よぉ!ルトルス!』

f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225138j:plain
話し合いの場には、銀菜・ロースト・ガノン・改造戦士達にその他奴隷怪獣がいた

第4話 『銀河列車 アルギュロス』

ルトルス『その声あの時のナックル星人か、馴れ馴れしく呼ぶな』
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225207j:plain
ローストが変身を解いた姿で陽気に話しかける

ロースト『ハハッ、俺たちはもう仲間みたいなもんだろ!』

ルトルス『勘違いするかな、私は自分の目的のためにお前たちに協力するだけだ』

ロースト『あぁ、まだ自己紹介をちゃんとはしてなかったな』

ルトルス『おい、聞け』

人間に擬態したローストが続けて話す

ロースト『俺はロースト、ナックル星人だ!』

ロースト『んで、銀菜の膝の上にいるちっちゃいのが、俺の相棒のガノンだ!』

ガノン『僕ガノン、この姿では始めましてだね、よろしく〜』

銀菜『私は銀菜って、一回名乗りましたね!』

ロースト『後は...』

ローストが続けて話そうとするとルトルスが静止した

ルトルス『おいっ!んなことはどうでもいい、計画を教えろ』

ロースト『はぁ...分かった分かった、計画は3日後俺たちvsルトルスの試合前だ』

ルトルス『ほぅ...』

ロースト『試合前にここにいる連中で騒ぎを起こして、全員で脱出艇があるための場所まで行く』

ルトルス『おい、待て運転はどうする』

ロースト『ここにいる、銀菜は主人の道楽でこの星にある古代の遺産アルギュロスっていう乗り物の運転をやらされてるんだ』

銀菜『ある程度ならだいたい乗り物は運転できます!』

ルトルス『だとしたも全員は無理だろ...』

ロースト『いいや!全員で逃げるんだ!』

奴隷戦士達『ォォォォォォォォォォ!ローストさん!』

最強の戦士ローストは同じ奴隷たちにその面倒見のいいお人好しな性格から慕われていた

ボソッ

ルトルス『ちっ...まぁいい適当な所でコイツら全員裏切って運転手だけ連れて行くか』

銀菜『なにかいいましたか?ルトルスさん?』

ルトルス『なんでもない』

そして3日後

ルトルス『いよいよだな...』

銀菜『えぇ...この試合が終わっ...』

ドーン!ドーン!

銀菜『ば、爆発!?』

ルトルス『おい!どうなってる時間にはまだはやいだろ!』

ロースト達も慌ててルトルス達のところへやってきた
 
ロースト『なにがどうなってやがる!?』

ガノン『なんで急にこんなことに...』

ルトルス『...あれを見ろ!』

観客『うわぁぁぁぁぁぁ!!』

ロースト『観客が襲われてる、襲ってるのは大量ウルトラマン...?』
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225235j:plain
ルトルス『違う!あれは...』

ルルー『スプライトレーザー!』

ロースト『あぶねぇ!ルトルス!』

バッ!

ルトルス『くっ...ルルー!』

ロースト『お礼ぐらいしろ!』

リー『俺たちもいるよー』

モーデ『よぅ』

ルトルス『貴様ら...!俺を奴隷として売ったやつらがなんのようだ!』

モーデ『悪いが、事情が変わったまた俺達と来てもらうぞ』

リー『今度は厄介なやつらもいないしね〜』

ロースト『そうはさせねぇ...ガノンみんなを守っててくれ、俺とルトルスでここはなんとかする』

ルトルス『おい、ブラックキングも戦わせ...』

ロースト『行くぞ!!ナックルON!』
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225300j:plain
ルトルス『ちっ!話を聞け!ルトルスゥゥゥゥゥ!!』
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225312j:plain
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225328j:plain
ローストとルトルスがその姿を巨人へと変えた
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225337j:plain
ルトルス&ローストvs改造の戦士の戦いが始まる

一報のその頃

ーVIP席ー
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225349j:plain
オーナー『ひぇぇぇぇ...』

ティスト『やぁ、オーナー』

オーナー『て、手下共ワシを守れ!』

手下A『うぉぉぉぉ!!』
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225410j:plain
ティスト『アルマロイド』

アルマロイド『対象を破壊』

ドンッ!

手下A『うわぁぁぁぁぁ!』

オーナー『ええい!役立たずめ!他のてし...』

ティスト『手下って、あれ?』
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225636j:plain
ルトルスを撃った謎の改造戦士により既に戦闘は終わっていた

オーナー『バ...バカな!何故ワシを狙う!』

ティスト『何故?ふざけるなっ!あれはなんだ!』

ティストが改造怪獣戦士達を指差す

オーナー『怪獣共に...なにか問題でも...?』

ティスト『オーナー...僕は怪獣との共存の否定が目的なのは知ってるよね...!』

オーナー『は…はい』

ティスト『なら、なんで僕があげた施設で人間ではなく怪獣を改造したんだ!』

オーナー『そ、それは!貴女のために!』

アルマロイド『嘘を感知』

ティスト『真実を言え』

オーナー『ぐっ...人間vs人間では金儲けにならんのだ!怪獣を改造して見世物にして何が悪い!仲間にしたわけではないぞ!奴隷にしたんだぞ!』

ティスト『いいかい...オーナー』

ティスト『僕の作る世界に怪獣はいらないんだよ!』

ティスト『バイバイ、オーナー』

アルマロイド『トライレーザー発射』
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225653j:plain
バッ!

オーナー『うぁぁぁぁぁぁぁ!!』

ティスト『全く僕は今忙しいから、ルトルスを隠すために預けたのにこうもうまくいかないことばっかりとはね』

一方 ルトルス達は変身して応戦していたが苦戦を強いられていた

ルトルス『くそっ...!』 

ロースト『このままじゃ...この星と共に俺たちも』

モーデ『残念だったな』

改造戦士達の手により惑星セウムは崩壊直前になっていた

ルトルス『逃げようとしてもこいつ等が...』

ルトルスとローストも必死に戦っていたがモーデ達を突破できずにいた

改造戦士バードンタイプ『…やるか』

改造戦士闇の巨人タイプ『稼ぐか…時間』

ロースト達の前に奴隷達がでた
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225713j:plain
改造戦士ゼットンタイプ『ローストさん行ってください』

改造戦士バードンタイプ『地球に連れて行きたい人がいるんでしょう!ローストさん!』

改造戦士ゼットンタイプ『銀菜ちゃんも早く!地球に行くんでしょ!』

銀菜『なにを...』

ロースト『何言ってやがる!お前たち!』 

ルトルス『(こいつらも地球が目的地なのか…?)』
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225736j:plain
改造戦士バードンタイプ『うぉぉぉぉぉぉ!!』

モーデ『ぬぅ...!』
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225752j:plain
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225804j:plain
改造戦士闇の巨人タイプ『だりゃぁ!』

リー『マジかよ...!』
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225817j:plain
改造戦士ゼットンタイプ『ローストさん!早く!』

ルルー『面倒くさー!』

奴隷達『俺たちも続けー!ローストさん達を行かせるんだー!』

ロースト『お前たちやめろ!やめてくれ!』

ガノン『こんなこと望んでないよ!』

銀菜『そうです!みんなで逃げましょう!』

改造戦士バードンタイプ『ガノンも銀菜ちゃんもローストさんも優しいな…だから命を賭けられるんですよ』

改造戦士ゼットンタイプ『ウルトラマンルトルス!早く3人を連れて行け!』

ルトルス『(怪獣にも絆が...!?)』

ルトルス『ちっ、考えてる暇はないなお前たち来い!』

ロースト『ぐっ...』

ルトルス『あいつら無駄死にさせるきかっ!』

ダッ!

ロースト『くそぉぉぉぉぉ!絶対!絶対に地球に行くからなっ!』

ダッ!

ガノン『銀菜行くよ!』

銀菜『...ごめんなさい!...ありがとうございます!』

ダッ!

改造戦士達『さよなら...ローストさん!銀菜ちゃん!ガノン!楽しい時間をありがとう...地球に絶対に行くんですよ!』

爆発音と改造戦士達の悲鳴が鳴り響く

ー惑星セウム ステーションー

ロースト『おい...!冗談だろ!』

ロースト達はその目を疑った
残されていた希望脱出艇がすべて破壊されていた

ルトルス『終わった...』

ガノン『こんなところで...折角みんなが行かせてくれたのに』

銀菜『...!いえ!まだです!』

ロースト『銀菜?』

銀菜『私達にはアルギュロスがあります!』

ロースト『...!アルギュロスなら、確かにギリギリエネルギーも足りてるはず』

ガノン『逃げられるー!』

ルトルス『おい、待て!アルギュロスって...確か』

銀菜『古代の遺産です、今はもう使われていなくてオーナーのコレクションとして格納されていました』

ルトルス『そんなもん、動くのか!?てか、この人間が本当に動かせるのか!?』

銀菜『動かせますよ、アルギュロスのことは誰よりも知っています、だって私はアルギュロスのために買われた奴隷ですから』

ルトルス『...マジかよ』

銀菜『さぁ、行きましょう!このすぐ近くにオーナーの家があります!』

ダッ! 

ルトルス『その前に...』

ロースト『あぁ、追ってきてるな』

銀菜『え!?』
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225855j:plain
ルトルス『ちっ、先に行ってアルギュロスってやら動かしておくんだ』

ロースト『俺たちはここでこいつ等を足止めする』

銀菜『そんな二人を置いてなんて』

ルトルス『勘違いするなっ!必ずに迎えに来い!』

銀菜『ブッハッ!ちょっと、ルトルスさんカッコつけないんですか!?』

ルトルス『知るかっ!いいか絶対迎えに来い、見た感じこいつ等は量産型だ、俺たち二人でもなんとかなる』

ロースト『ガノンは銀菜を頼む!』

ガノン『うんっ!』

銀菜『必ず迎えに来ますからね!』

ダッ!

ロースト『さて、行くかっ!ルトルス!』

ルトルス『馴れ馴れしく呼ぶな!ナックル星人!』

ロースト&ルトルス『うぉぉぉぉぉぉ!!』

ーオーナー屋敷 宝物庫ー
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225923j:plain
銀菜『着きましたよ、ガノンちゃん!』

ガノン『動いてよ〜アルギュロス』

銀菜『大丈夫信じてください!絶対に動かしてみせます!』

ガノン『うん!』

銀菜『さて、行きましょう』

二人がアルギュロスに乗り込んだ

銀菜『エネルギー残量15%、ギリギリですね...でも今は動かすしかないっ!』
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225943j:plain
銀菜『銀河列車アルギュロス!出発進行!』

銀色の列車が燃ゆるセウムの大空に飛びたった

一方ルトルス達は
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407225955j:plain
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407230007j:plain
ルトルス『くそっ...まだか』

ロースト『信じろ!ルトルス!』

ルトルス『って、言っても...』
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407230017j:plain
ゴォォォォォォォ

ルトルス『ちっ遅いぞ!』

銀菜『二人ともすみません!おまたせしました!』

ルトルスとローストがアルギュロスに乗り込もうとするが

ルトルス『くそっ!こいつらしつこい!』
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407230029j:plain
銀菜『アルギュロス突進!』

アルギュロスの突進が改造戦士たちをけちらした

ルトルス『おいおい、随分荒い運転だな...』

銀菜『フフッ、さぁ早く!』

ロースト『おうよ!』

ルトルスとローストが変身を解きアルギュロスに乗り込んだ

そしてアルギュロスは惑星セウムの空を超え
ウルトラマン・地球人・ナックル星人・ブラックキングを乗せ銀河へと飛び立った
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407230042j:plain
次回予告

惑星セウムからの脱出を果たしたルトルス達だが
エネルギー補給のために惑星ヒースに上陸する!

しかし、彼らの前に星に捨てられた英雄ウヨフが立ちふさがる!

第5話 『捨てられた英雄 ウヨフ』 
f:id:WRPlk8fOSC4ceM9:20210407230055j:plain