第5話『捨てられた英雄 ウヨフ』

ー宇宙ー

ルトルス達は惑星セウムからアルギュロスに乗って脱出を果たしたのだが...

ルトルス『おい!地球に行かないってどういうことだ!』 

第5話『捨てられた英雄 ウヨフ』
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銀菜『ルトルスさん、違いますよ』
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ロースト『まずは、惑星ヒースに行ってエネルギーを確保するんだよ』

ルトルス『どういうことだ?』

銀菜『このアルギュロスは、銀河をかけるために特別なエネルギーを必要としているんです』

銀菜『そのエネルギーを入手できる惑星に降りないとアルギュロスは燃料切れで動けなくなってしまいす』

ルトルス『なら、他の船に乗ればいいじゃないか』

ロースト『いーや、駄目だ惑星セウムを襲ってきたやつらと戦いながら逃げることを考えるとアルギュロスが必須だ』

銀菜『アルギュロスなら、戦闘も逃避も最短手順で逃げられます』

ルトルス『ちっ...宝物庫に眠ってたポンコツ列車に何ができるんだかな』

ガノン『あっ...』

ロースト『バカ...』

ルトルス『ん?』

銀菜『アルギュロスはポンコツではありません!』

これまでおとなしい印象を受けていた銀菜が大声を上げた

銀菜『ショートワープ機能!大気圏突入可能!頑丈な装甲!超スピード!なにをとっても最高の列車なんですよ!』

銀菜『ただ、エネルギー入手が困難だから眠っていただけです!』

銀菜『しかも、このメンバーの戦闘能力を考えれば、困難も可能に変わります!』

ルトルス『す...すまん』

ルトルスは銀菜の迫力に負けた

ロースト『あのなルトルス、銀菜はオーナーにアルギュロスを操縦できるようになるために、幼い頃から買われて教育を受けてきたんだ』

ルトルス『思い入れがすごいということか...』

ロースト『そういうことさ、まぁ後はガノンに任せろ機嫌すぐに良くなるよ』

ガノン『銀菜〜♡』

銀菜『ガノンちゃん...ちょっと怒こりすぎちゃちいました』

ギュッ

ルトルス『こいつ等本当に仲いいな...怪獣と人間なのに』

ーそれからしばらくしてー
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ロースト『よしっ!アルギュロスでの役割を決めるぞー!みんな集まれ!』

ルトルス『役割...?』

ガノン『なんなの〜?』

銀菜『はい!はい!私がんばりますよ!』

ロースト『落ち着け、落ち着け』

ロースト『まぁ...生活系統は、銀菜は運転があるから、俺とルトルスとガノンでやることになるな』

ルトルス『俺もできないぞ?』

ロースト『えっ!?』

ルトルス『俺は戦闘だけ担当する』

ロースト『おいおい、待て!そうなると...』

ロースト『運転の銀菜はそう何度もは運転席から離れられなくて』

ロースト『ルトルスは戦闘のみ...』

ルトルス『おう』

ロースト『ガ、ガノンは!?』

ガノン『僕は銀菜と一緒にいるの〜』

ロースト『俺一人で生活環境を整えるんかい!』

ロースト『ええい!ルトルス来いっ!洗濯から料理に掃除!当たり前の生活環境について教えてやる!』

ルトルス『めんどくせぇな』

ロースト『ガノンもだ!こうなった以上幼いは言い訳にならないからな〜』

ガノン『銀菜ー!いやー!』

ズザザザ

ルトルス達が引きずられる

銀菜『あっ、ルトルスさんさっきは!』

ルトルス『あー、地球人さっきは悪かった』

ロースト『意外と素直だな、あとはお名前で呼ぼうな』

ルトルス『うるせぇ!ナックル星人、お前は俺の母親か!』

一同『アッハッハッハッ』

ー惑星ヒース 大気圏突入前ー

銀菜『皆さん、もうすぐ惑星ヒースに着陸しますよ〜』

ロースト『よし、ささっとエネルギーもらってくぞ』

ルトルス『おい、そういえばエネルギーってなんなんだ?』

銀菜『それなら、ルトルスさんお馴染みのプラスマスパークエネルギーですよ』

ルトルス『なに!?お、おい!?どういうことだ!?』

銀菜『正確にはウルトラマンの光線に含まれるプラスマスパークエネルギーの光に当てられて、100年以上たった鉱石ですね』

ルトルス『おいおい...石なんてそうそう残ってるのか?』

銀菜『えぇ、どの星にもあまりにも残っていなくて惑星ヒースでも、そのエネルギーのプラズマスパークストーンは貴重らしいですからね』
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ルトルス『おいおい...そんな緊張なもん貰えんのかよ』

ガノン『お願いすればいいんじゃない?』

ルトルス『ブラックキングお前はバカか』

ロースト『まぁまぁ、そこは多分大丈夫だ
惑星ヒースは平和な星でプラズマスパークエネルギーを余らせてるらしいからな』

ルトルス『なら、安心か?』

銀菜『みなさん!そろそろ着陸しますから、気をつけてください』

ロースト『さてと、俺たちも準備だ』

ー大気圏突入後 惑星ヒースー

銀菜『えー、こちら民間列車アルギュロス着陸許可をいただけますか?』

惑星ヒースオペレーター『りょ、了解ひました、着陸をきょ、許可しましゅ』

銀菜『あ、ありがとうございます(噛み噛みだなぁ...)』

ルトルス『簡単だな...これなら余裕だな』

ロースト『しかし緑がたくさんの星だな』

ガノン『キレイ〜、見て〜見て〜』
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綺麗な景色を眺める一同に突撃してくる影
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ガノン『見てぇぇぇぇぇぇぇ!?』

ロースト『ん!?なんだあれ!?』

ルトルス『馬鹿野郎!間違えなく敵だろ!俺たちを撃ち落とそうとしてやがる!』

ルトルス『ナックル星人!ブラックキング!行くぞ!』

ルトルス『ルトルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥス!』

ロースト『ガノン、お前は銀菜を守ってろ!』

ロースト『ナックル...ON!』
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ルトルス『アンステイブルブレードレッドォ!』
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ルトルスと謎の戦士の武器が空中で交差した

???『ぬぅ...!』
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ロースト『ルトルス!援護するぞ!』

バババババ!

ルトルス『ま〜た、ブラックキング置いてきたな
たまには戦わせろ!強いんだろ!』

ロースト『い、今は目の前の敵に集中しようぜ!銀菜今のうちに着陸するんだ!』

銀菜『はいっ!二人とも、お気をつけて!』

ルトルス『ちっ...』

???『この星から出ていけ』

ルトルス『おい、着陸許可はもらったぞ』

ロースト『頼みがあって降りただけだ、すぐに消えるさ』

???『力は危険を招く...』

謎の戦士が大剣を構えた

ルトルス『おい援護しろ、ナックル星人』

ロースト『戦闘したいわけじゃないのにな...』

ルトルス『行くぞ...!』

???『......!!』

空中で三人の戦士が激しい戦いを繰り広げた
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ロースト『強い...!』
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???『お前...なんで慣れない武器を使っている...本当は俺と同じ大物使いだろ』

ロースト『...!?』

争う二人の間にルトルスが入っていった

ルトルス『たっく、なんなんだ!お前は!』

???『俺はこの星の英雄...ウヨフだ!人々からこの名前をもらった!』

ルトルス『はぁ!?お前意味わかって名乗ってんのか!?、その名前逆に読め!』

ウヨフ『知るか!喰らえ...!』

ルトルスが植物に身動きを奪われる
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ルトルス『しまっ...』

ウヨフ『ロード・ヴィンチトーレ!』

ルトルスに大剣が襲いかかる

ロースト『ルトルス!?やめろォ!』

ローストの援護もウヨフを止めることはできない

ルトルス『くそっ...!』

ルトルス絶体絶命の時に、地上から少女の声がした

???『ネ、ネセシティさん!駄目ぇ!!』
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ウヨフは少女の叫びに技を止めた
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ピタッ
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ウヨフ『シャクヤク...』

シャクヤク『そ、その人たち、わわ悪い人じゃないと思いまます』

ルトルス『おい、その噛み噛み具合お前』

シャクヤク『ひぇぇぇぇ!!なんです!?なんです!?』
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ルトルス『着陸許可くれただろ!コイツにちゃんと説明しろ!んでもって俺を開放しろぉ!』

シャクヤク『怖いぃぃぃ!!』

ウヨフ『ちっ』

バサァ

ルトルスが植物から開放された

ロースト『ルトルス!』

ルトルス『この野郎よくもやってくれたな...』  

ルトルスが怒りを感じていると、続々と惑星ヒースの住民がやってきた

ヒースの住民A『ウルトラマン様大変な失礼を!』

ヒースの住民B『この!迷惑なクズが!ささっと消えろ!』

ヒースの住民C『不要なんだよ!お前は!』

この星のために戦ったウヨフに罵詈雑言が浴びせられる

ロースト『おいおい...言いすぎだろ!』

ルトルス『おい、やめろナックル星人』

ロースト『でもよぉ』

ルトルス『いいからこの騒ぎに乗じて銀菜に合流するぞ』

ロースト『すまん!そこのシャクヤク?ちゃん、この星について聞きたい一緒に来てくれ』

ルトルス ローストそしてウヨフも変身を解除した
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シャクヤク『はっ、はい!ネセシティさんもこっちへ!』

ウヨフ『...』

シャクヤク『うぅ...ごめんなさい!』

パシッ  

少女シャクヤクが無理やり手を引いてルトルス達と共にウヨフを連れて行く
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ダッ!

惑星ヒース住民D『待てぇ!』

惑星ヒースの住民E『シャクヤクまた勝手なことを!』

ダッ!

ルトルス『たっく!襲撃は受けるわ!自称英雄?はボロクソだし、この星はなんなんだよぉ!』

次回予告

惑星ヒースで惑星ヒースの英雄ウヨフ、そして少女シャクヤクと出会ったルトルス達

しかしヒースの人々にはウヨフの存在は疎まれていた
惑星ヒースのプラズマスパークストーンとウヨフの謎を聞く中ティスト達の襲撃の魔の手がルトルス達を襲う!

第6話『真実の英雄 ネセシティ』
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